食事七則とは食事中に周りに配慮する7つの心遣いから生まれたものです。中でも一つ目のフェイス・トゥ・フェイスの法則は日本人の半分以上の人ができていないテーブルマナーです。
これを実践するだけで食事の場が華やかになり、相手が受けるあなたの印象がガラッと好印象にうつります。人間関係をよくするためにもフェイス・トゥ・フェイスの法則は覚えて帰ってほしいと思います。
目次
フェイス・トゥ・フェイスの法則
フェイストゥフェイスの法則は食事中に顔を上げるだけで食事の場が一気に華やかになるというものです。
日本人の半数以上の人ができていない
食事中に顔を上げているだけなんて簡単だと思われたかもしれません。しかし、日本人の半数以上の方がフェイストゥフェイスをできていません。
食事に夢中になっていたり、正しい姿勢で吸われていなかったり、料理に顔ごとむけてしまっていたりです。
特にナイフでステーキを切っている時なんかは顔ごと下を向いてしまいがちになります。
正しいフェイストゥフェイスのやり方
正しいフェイストゥフェイスのやり方は、たとえばナイフでステーキを切っている場合、顔は上げたまま視線だけ下に落とすのです。
姿勢は一切変えないのです。
そうすると、より長い時間、同席者と顔を合わせて食事をとることができます。
顔が同席者の方を向いているだけで同席者から見ると、あなたは楽しんでいて華やかにうつるわけです。結果、同席者から見たあなたの印象は非常に良くなります。
フェイストゥフェイスのコツ
コツはテーブルからこぶし1個分開けて座ることです。これ以上遠いと犬食いになりやすくなります。さらに、こぶし1個分開けて座ることで自然と背筋がまっすぐになります。
また、食器を少し手前に引いて食べれば、顔が前に出るのを防げます。
フェイストゥフェイスの考え方
フェイストゥフェイスの考え方は同席者を尊重しているということを相手に伝える意図があるのです。フェイストゥフェイスと逆の食べ方は犬食いです。
犬食いは同席者を尊重するどころか。完全に自分のことしか考えていない自分中心の食べ方です。食事の主役は料理ではなく、人だということを忘れてはいけません。
フェイストゥフェイスができるようになると…
視野が広くなり、あらゆる気づきが生まれます。お客さんの入り具合、お店の忙しさ、同席者の様子。あらゆるものが見えるようになり、周りへの配慮につながります。
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そして、先ほども言った通り、同席者から見たあなたへの印象が一気によくなります。
テーブルマナーにおけるNG行為
テーブルマナーにおいて日本人がやってしまいがちなNG行為を2つ紹介しておきます。
手皿
洋食でありがちなNG行為が手皿です。料理を器から口に運ぶまでの間に手を下に添える行為。これは美しいマナーではありません。
この動きは「私は料理についた汁を落としながら食べています。」と宣言しているようなもの。手皿は金輪際やめましょう。
手に持っていい器とダメな器
和食の場合、基本的には手に持てる器は持って食べるものなのですが、持ってはいけない器もあるのです。
手に持っていい器
鉢、お椀、しょうゆ皿などの小皿
手に持ってはいけない器
平皿(焼き物皿、刺身皿)
「さすが!」と言わせる大人のマナー講座
マナー本の中でも名著中の名著ですね。これからマナーを学んでいきたい初心者の方から中級者以上の方でも非常に勉強になる著書です。
一流を目指す大人にはぜひ読んでいただきたい一冊ですね。
食事七則
今回紹介した食事七則とは食事を一緒にする同席者やお店、料理など周りへの配慮を表したもので、テーブルマナーを身に着けるための最初の一歩、基本です。
3.一口サイズの法則
6.絶景キープの法則
この7原則はテーブルマナーを身に着けたい人は一番最初に勉強すべきものなので、ぜひ一から勉強していくことをおすすめします。