回らないお寿司屋さんに行ったときはメニューがあればまだしも、メニューも値段も書いていない場合がありますよね。
そういう場合はどうやって注文すればいいのか。また、お寿司を頼む順番は何が正解なのか。こういった寿司屋での注文時のマナーを徹底解説していきますね。
目次
寿司での予約時のマナー~伝えるべき内容~
まず、お回らない寿司屋さんやいわゆる高級寿司屋に行くときは基本的には予約が必要です。もちろんふらっと立ち寄れる大衆的なお店は除きます。
お店側からもありがたいと思われる予約のマナー(予算の伝え方から伝えておくべきこと、お決まりかお任せかお好みかの伝え方など)をまとめた記事はこちらです。
回らない寿司屋の予約の仕方~電話する時間や具体的なマナーを紹介~
回らないお寿司屋さんでの注文時のマナー
回らないお寿司屋さんでは席に着いた瞬間に独特な緊張感が流れます。
寿司屋初心者の方は何をしていいかわからなったり、戸惑ってしまいがちですが、あわてなくてもいいように徹底解説していきますね。
席に着いたらすべきこと
さきほど紹介した予約のマナーの記事で予約時に「お決まり」か、「お任せか」、「お好み」でいただくかを伝えている場合は問題ありません。
予約をせずに訪れた場合や予約時にどういただくか伝えていなかった場合は最初にどういただくかを伝えます。
お決まり、お任せ、お好みの違いについてもこの記事でわかりやすく解説しています。
回らない寿司屋の予約の仕方~電話する時間や具体的なマナーを紹介~
お決まり、お任せ、お好みの違いを分かっていただけたと思います。お決まりは決まったコースが出てきますし、お任せはお店の大将が旬のものを握ってくださるので、注文で悩むことはありません。
ということで、今回はお好みで自分の好きなように頼んでいく場合の頼み方を伝授していきますね。
最初の声のかけ方
まず、席に着いたらドリンクを頼んで待ちましょう。ビールや日本酒を飲んでいると、大将が何かしら声をかけてくださいます。
だいたい「にぎりましょうか?何かつままれますか?」という感じ。このつまみというのがお造りのことです。
最初にお酒のあてとしてお刺身をいただきたければ、「最初はつまみでお造りを」というといいですね。
お造りがいらなければ、「にぎってください。」といって注文していきます。
注文の順番
まず、最初に言っておきたいのが注文の順番は自由です。ただいわゆる正しい食べ方としては、味の淡白なものから味の濃いものの順に食べていくのが基本とされています。
この順に食べていけばおいしくいただくことができるという順番です。
あくまでも自分が食べたいように食べればいいのですが、いわゆるおいしい正しい食べ方を知っていて自由に食べるのと、知らずに自由に食べるのとでは変わってきますし、長年修行された職人さんはそれを見抜けるといわれています。
というわけで、いわゆる正しい注文の順番を紹介していきますね。例としては、白身→赤身→光物→玉子→貝類→エビ→アナゴ→巻物
この順に食べると粋だと思われるかもしれません。それぞれ寿司のネタを書いておきますね。
白身…タイ、ヒラメ、スズキ、カレイ、サワラ、カンパチ、シマアジ、ブリ、ハマチなど。
赤身…マグロの赤身、中トロ、大トロなど。
光物…コハダ、アジ、サバ、キス、サヨリ、イボダイなど。
貝類…赤貝、トリ貝、アワビ、ホタテなど。
巻物…かんぴょう巻き、鉄火巻き、ひもきゅう巻きなど。
ネタケースを見て注文する
ここでお寿司屋さんに行って恥をかかないために覚えておいてほしいことがあります。味の淡白なものから濃いものの順に食べていくといってもお寿司屋さんによっては自分が食べたいネタがない場合があります。
特に、ふらっと立ち寄れる大衆店ではそういう場合も多い。僕自身、そういうお店で好きなネタを頼んでも頼んでも「それは置いてないんです。」と言われ、少し恥ずかしい思いをした経験があります(笑)。
こういう時に正しいのはネタケースを見ながら注文するという方法です。ネタケースに置かれている魚はこの店にあるという証明なので、それを見ながら注文していけば昔の僕のように恥をかくことはありません(笑)。
ちなみに、ネタケースにある魚が何の魚かわからない場合は素直に効けば、だいたい親切に教えてくださります。
寿司の教科書
寿司について深く知りたいならこの一冊ですね。寿司職人になりたいという人は別ですが、寿司が大好きでもっともっと知りたいという方や、ウンチクを知りたいかた、注文の仕方やおいしい食べ方をもっと知りたい方。
こういう方にはもってこいの著書ですね。
値段も安いですし、寿司を学び始めるのにはお勧めの一冊です。ただあくまでもお客として寿司を楽しむための本ですので、すでに寿司に関して詳しい方にはお勧めできません。
寿司初心者の方がもっともっと学びたいという場合にお勧めできる一冊です。