コーヒーや紅茶は豊かな香りをゆっくりと味わって優雅に飲みたいものです。
そして、コーヒーと紅茶の正しい飲み方はほとんどの人が知りません。
マナーに携わっていない人は9割が間違った飲み方をしてしまっています。
というわけで、今回は美しいコーヒー・紅茶の飲み方を伝授していきますね。
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目次
美しく飲むためのコツ
コーヒー、紅茶を美しく飲むには大きく分けて2つのポイントがあります。順に解説していきますね。
音を立てない
砂糖やミルク、レモンを入れる時にポトンと音を立てて入れたり、混ぜるときにスプーンとカチャカチャ言わせて混ぜてしまう人が多いですが、これはNG行為です。
基本的にコーヒー、紅茶を飲むときは音を立ててはいけません。
水気をはねさせない
もう一つのポイントは水気をはねさせないこと。
水気をはねさせてしまってはせっかくのお店の素敵な雰囲気を台無しにしてしまいます。
水気をはねさせずに飲むことも大人の嗜みです。
コーヒー紅茶の・飲む手順
それではコーヒー、紅茶の美しい飲み方を手順に従って解説していきますね。
砂糖、ミルクの入れ方
砂糖、ミルクを入れるときはスプーンごと浸します。
スプーンからカップにボトンと落とす人がいますが、これはNG行為。
ボトンと落とすと水気がはねてしまう可能性があるからです。
ゆっくり浸せばその心配はありません。
コーヒー・紅茶の混ぜ方
かき混ぜるときはスプーンがカップに当たってカチャカチャと音を立ててしまわないようにカップの中央でゆっくりと1周から2周だけかき混ぜます。
最後にスプーンをそっと上げてそのままカップの奥にスプーンの背をあてて水を切ります。
持ち手の回し方
そして、もともと左側にある持ち手を右側に来るように回すのですが、このとき右手で時計回りに自分の向こう側へ向かって回しましょう。
このときは持ち手に指を入れずに回します。
自分から遠くに向かって回すと余裕ある印象にうつります。
飲み方
おして、コーヒー、紅茶を飲むときは以前伝授した美しい飲み方の絶対条件であるあごを上げない飲み方をしましょう。
飲むときはあごを上げるのではなく、カップを傾けるのです。
このときも持ち手には指を入れないほうが美しいのですが、持ちにくいと感じるなら、指を入れても構いません。
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コーヒーの持ち手が左向きである理由
喫茶店やカフェに行くと決まってコーヒーや紅茶の持ち手が左側にある理由をご存知ですか?
私自身、最初は「なぜ、多くの人が右利きなのに、左向きにして出すのだろう?」と思っていました。
もちろんこれには理由があります。
最初に砂糖やミルクを入れて混ぜるときに左側の持ち手を左手で抑えて混ぜるためです。
そのあとに持ち手を右手に持ち替える。だから最初は持ち手が左側にある必要があるのです。
ソーサーは持つ?持たない?
まず、ソーサーとはコーヒーや紅茶のカップの下にあるお皿のことです。
コーヒーに関してはソーサーは持たないのが基本ですが、紅茶に関して持ってもよいことになっています。
もちろんこれにも理由があります。
コーヒーは基本的にコース料理の後などテーブルのある状況でしか出ないものです。
一方で紅茶は庭などのテーブルのないところで飲むことも多かったため、ソーサーを持ってもよいとされているのです。
お茶のいれ方とマナー
それでは、一冊読んでおくと便利な著書を紹介しておきますね。
テーブルマナーにおいて絶対必要というわけではないのですが、人様の家に及ばれしてお茶をいただく機会が多い方やお客さんを呼ぶことが多い方は持っておくと便利な一冊です。
せっかくお茶を出すのに、おいしい入れ方を知らないともったいないですからね。
さらにわかりやすく解説!
最後に正しいコーヒーの飲み方を動画でわかりやすく解説してくださっているので、ぜひ見ておきましょう。イメージがつかみやすくなります。